【非IT】基本情報処理技術者試験 合格しました
久しぶりのブログ
2023年8月、CBT方式の「基本情報処理技術者試験」を受験してきました。
筆者はIT企業に勤務しているわけでもない素人ですが、3ヶ月程度の勉強で合格できましたので、勉強方法や当日の試験の様子等を記録しておきます。
これから受験する人の参考になれば幸いです。
筆者について
勉強期間・方法
筆者の部署はブラックなので、平日は退社が20時前後になることが多い。
当初は帰宅してから2~3時間程度勉強しようと考えていたが、翌日の仕事に差し障るため、最終的に以下の形に落ち着いた。
- 平日:通勤時間+帰宅してから1時間程度
- 休日は午前・午後に2時間ずつ
また、試験は科目A(四肢択一の知識を問う問題)と科目B(プログムを読む問題)に分かれるが、前半に科目A対策、後半で科目B対策を行った。
2023年5月~7月初旬 参考書でひたすらインプット
最初は以下のテキストを用いてひたすら知識をインプットすることに集中した。
基本情報のテキストはキタミ式か以下のテキストが主流のようだが、本屋で両方を見比べた限りでは内容に大差はなかった。そのため、自分の好みで選んで良いと思う。(私はネコが好きなので以下を選んだ。)
大体1週間で2章ペースで進め、1.5周程度やった。特に苦戦したのは基数変換やシフト演算の部分。普通は高校の数学でn進数を習うらしいが私は習った記憶がない・・・
ただ、これらは科目Bのアルゴリズム等の問題を解く際の前提となる知識でもあるため、習得は必須。
2023年5月~7月初旬 通勤時間に「基本情報技術者試験ドットコム」の過去問道場でアウトプット
「基本情報」で検索すると一番最初に出てくるサイト。神サイトなので、すぐにブックマークしてください。
過去10年分以上の過去問からランダムに問題が出題、解説まで見れます。通勤時間はこのサイトを利用して、スマートフォンでひたすら過去問を解きました。初期はインプット量が足りずにわからない問題も多いですが、わからない問題でも今後の予習も兼ねて解説等を読んでおいたほうが良いです。
2023/7月中旬~受験日まで 過去問演習+科目B対策
過去問道場で正答率80%くらいが安定してきた段階で、科目B対策に移りました。科目Bは従来の午後試験?がCBT方式への移行に伴い、出題形式等が変更になったもののようですが、とにかく出題形式や練習問題等の情報が少ない。
そのため、以下のテキストを購入して科目Aの総仕上げ+科目B対策を行いました。
科目Bの基本的な解法であるプログラムのトレース手順が詳細に記載されているため、プログラミングを触ったことがない人でもわかりやすいです。ただ、実際にテキストの手順でトレースしていると時間がいくらあっても足りないため、ある程度手順を簡略化してトレースする必要があると感じました。
また、問16から問20にはセキュリティに関する問題が出題されますが、これは基本的な知識と日本語が読めればほぼ正解できます。貴重な得点源になるため、必ず正解できるよう練習しました。
これはどの勉強でも言えることだが、参考書は複数手を出すよりも少数を完璧にしたほうが良い。特に本試験は6割取れれば合格(満点を目指す必要はない)ため、確実に知識をつけることが重要だと思う。
受験申込
申込時には受験時間の開始日時、受験するテストセンターを選択するだけですが、いくつか注意点を記載します。
早めの受験申込を!
社会人の皆さんは土日受験されることが多いと思いますが、休日の試験日程かつ良い環境・駅近のテストセンターはすぐに予約が埋まってしまいます。そのため、申込だけでも早期にしておくことを強くおすすめします。
(筆者は受験日の4日前に申込をしましたが、自宅から最もアクセスがしやすい新宿駅近くのテストセンターは全滅で、少し遠くのテストセンターまで行きました)
また、テストセンターの環境はセンター名でググればある程度リサーチ可能です。Googleの口コミやTOEFL・簿記等他試験の受験体験記を読んであたりをつけましょう。
個人的に重視した点は以下です。
- 駅近(汗だくで試験を受けたくないため)
- トイレが複数
- 空調が効いている
- 受験者間に間仕切りがきちんと配置されている(テストセンターによっては、段ボール等の簡易的な間仕切りしかないらしい)
- ノートパソコンではなく、モニターが配置されている
これらの点を考慮し、以下のテストセンターで受験しました。(トイレが古いこと以外はおすすめです)
試験時間は朝一がおすすめ
テストセンターは1部屋にPCが複数台並んでいます。当然ですが、受験中にも他の方が試験を受けに部屋に入ってきますが、出入りの音が地味にうるさいです。これはテストセンターの方針等にもよるかと思いますが、基本的には試験開始が早い人ほど、入り口から遠いPCを割り当てられるようです。集中したい方は午前中に試験を開始し、奥の席を確保することをおすすめします。
筆者は、9:30~試験を開始したところ、一番奥のPCを案内されたのでラッキーでした。
受験当日
当日は試験会場の受付で身分証明書を提示→試験規約的なものにサイン→手荷物をロッカーに預ける→PCに案内→渡されたログインIDとパスワードを画面上で入力すると試験開始です。
ここでもいくつかポイントを。
申込時間の前に試験を開始可能
これは他のブログ等でも書かれていることですが、申込した試験時間より前に試験を開始することが可能です。(筆者の場合は、申込時間の30分前から試験の開始が可能と案内されました。)早く試験を終わらせたい方は、早めにテストセンターに行ってください。
計算用紙は補充可能
試験開始前に両面白紙の計算用紙1枚とボールペン2本を渡されますが、計算用紙は補充可能です。筆者が受験したテストセンターでは、PCの横にボタンが設置されており、そこを押すと担当の人が来てくれる形式でした。 特に、科目Bではプログラムのトレースのために用紙を使うことが多いため、科目A・Bの間に設けられている10分間の休憩時間中に計算用紙を補充したほうが良いです。
試験結果はすぐに確認可能
筆者は知らなかったのですが、試験が終了すると、すぐに科目A・Bの点数が画面上に表示されます。600点以上であれば合格です。
本番の難易度、所感
どのような問題が出たかは書いては行けないので、ざっくりと
科目A
過去問道場とほぼ同じ難易度だが、一方で見たことがないような問題もあった。過去問道場とほぼ同じ問題も複数出題されたため、やはり「基本情報技術者試験ドットコム」は神サイト。
科目B
確実に得点するため、問1~問10の比較的平易な問題を解いた後に問16~問20のセキュリティの問題を確実に回答、その後問11~を解くという形で回答した。
難易度的には上で紹介した過去問集とほぼ同じ。やはり、必要な部分を確実にトレースすることが重要だった。
do whileとwhileの違い(終了条件が後判定か前判定か)は注意しておいたほうが良い。
まとめ
- キラキラIT企業社員でない、非ITでも3ヶ月の独学で合格可能
- 参考書は2冊程度で十分
- 「基本情報技術者試験ドットコム」は神
- 受験申込は早めに!
- 試験時間は朝イチがおすすめ
- 試験は早めに開始可能
おまけ
試験後の寿司。この店、まじでオススメです。